Hollow Knight というゲームをやりました
連続投稿だよ。
今回は Kickstarter の頃から注目してた Hollow Knight というゲーム。
どんなゲーム
プレイヤーは Hollow Knight を操作し、地下のかつての王国 Hollownest を探索する、メトロヴァニアジャンルが基本となった2Dのアクションゲームだ。
特徴としては、全キャラクターが手書きのアニメーションで描かれており、とても可愛らしいアートスタイルでプレイヤーの心を魅了してくれる。
それに加え、可愛らしいデザインとは裏腹に敵が手強くて諦めかけてしまうような難易度―――、だが面白くてついつい何度も挑戦してしまう「Dark Souls」シリーズのような中毒性も備わっている。
なんといってもまず取り上げるべきは Hollownest のアートワークである。
本作はキャラクターも2Dアニメーションで動くことから見ていて飽きないのが素晴らしいが、さらにロケーションの多彩さにも注目だ。
上で見せたのは Hollow Knight で行くことのできる場所の一部だが、この他にも色々な場所があるので、ぜひ買って見て欲しい。
アクション
Hollow Knight はライフ制を基本とするアクションゲームだ。
初期はライフ5で始まり、エネミーの攻撃を食らうと基本は1減り、ライフが無くなると今まで貯めた「Geo」と呼ばれるお金のようなものを Hollow Knight のソウルとともに死亡地点に置いてきてしまう。
「Dark Souls」のソウル制みたいなものである。
なお、死亡地点のソウル回収の際、ソウルは襲ってくるので、回収する時でも気が抜けないのがこのゲームだ。
また、ソウル未回収状態で放置もできないのが難しいところだ。なぜなら、このゲームは回復手段がアイテム等を拾って、またはアイテムを使って回復して…といったものではなく、敵を攻撃して吸収するソウルを元に"Focus"を行うことでライフを回復させるという仕様なのだ。
ソウルを溜めるゲージは左上の丸い器のようなものなのだが、これがソウル未回収時だと一度に最大ライフ2つ分までしかためられない(未強化時)。回収している状態では最大3つ分まで溜められるので、探索の際はこれによって大きく変わってくる。
ライフ回復のモーションは隙も大きいため、使い道が難しいボス戦ではあまりソウルゲージ上限減少の支障がないが、探索の際はこれが命取りになりかねないのでなるべく早めに回収したいところだ。
このように死亡時のロストも、ロストの回収の際も気が抜けないのが本作だ。
また、本作では Hollow Knight が探索していくと新たなスキルを覚えることがある。
それは2段ジャンプであったり、壁ジャンプであったり、ステップであったりと豊富だ。
Hollow Knight の新たなアクションが増えるたびに探索の幅が広がり、行けなかったところに行けるようになる楽しさはメトロヴァニアならではないだろうか。
その上、Hollow Knight には Charm と呼ばれるものがあり、限られた枠の中でではあるが装備することで攻撃した時にこちらがノックバックを受け無くなったり、敵が近づくとダメージを受けるオーラを身にまとったりするといった効果が得られる。
この Charm によって探索ではこれ、ボス戦ではこれ、といったような使い分けをすることで倒せなかったボスも工夫次第でどうにかなることもある。
マッピング
このゲームでは、マップはとあるキャラクターから買う必要があり、またそれには Geo が必要になる。
しかも、マップはただ買ってもわかりづらく、上記で上げた Charm を付けることでプレイヤーの現在地が把握できるようになったりする。
また、マッピングは一番最初にマップを売ってくれるやつに話すと羽ペン(?)が売りだされるのでそれを Geo を使って買っておかないと新しい場所を探索してもマップに記されないので注意しなければならないという点がある。
しかし、序盤に道具を揃えてしまえばマッピングや探索は楽しいのでさほど問題にはならないといえるだろう。
マップや道具、ついでに Charm を買うための Geo は敵が落としたりするので、じゃんじゃん倒して拾っていくのが基本となる。
ちなみに、マッピングはただ新しい場所にいくのではなく、行った上で各地に点在する「Rest Point」(というかベンチ)に座る必要がある。
ここではセーブやライフの回復も行えるので、休息がてらマッピングをしている Hollow Knight のアニメーションを見るのも一時の癒しだ。
個性的なボスたち
ネタバレになるので多くは見せないが、このゲームには個性的な敵が出現する。それはボスたちも例外ではなく、かっこいいカマキリ達からやかましいフンコロガシまで、多彩だ。
デザインだけでなく攻撃も面白かったり苦労を強いられたり…様々な場面に遭遇する事間違いなしだろう。
そういった魅力的な敵たちに会えることも本作の大きな特徴だと言えるだろう。
ただし、本作に出てくるキャラクターはデフォルメされているとはいえすべて「虫」なので、そういうのはデフォルメされていようが受け付けられない、という人には残念ながらお勧めできないのが悔やまれるところだ。
最後に
2Dアクションとしての出来、そしてデザインの秀逸さ、BGMの良さ、歯応えと、素晴らしい要素が盛りだくさんなので、2Dプラットフォーマーが好きなら是非ともやってみてほしい一品だ。 買うなら是非ともサントラ付きをお勧めしたい。